2024年度 屋根設置1kWh/12円買取の意味は?それよりも今から新電力参入がビジネスチャンスでは?
2023/02/01
昨日経済産業省の審議会にて2024年度より1kWh12円で買い取るとの発表がありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230131/k10013966521000.html
これにビジネスチャンスが何かあるのかと考えましたが全く浮かびません・・・。
そんなことよりも自家消費をして1kWh/30円程度の電気を買わずに自家消費する方がよっぽど得です。
なぜ今になってこのような形で買取を発表したかと考えると再エネが足りないというのが原因だと思います。
で、あれば力の入れどころが全然違っておりはっきりしているのは下記2点です。
①自家消費をするうえで必要なブレーカー・保護継電器関係の納期問題の解決
②3月20日から始まる使用前自己確認について自家消費案件だけ適用外にすること
また、こんな形で買取となると再エネ賦課金が上がると勘違いする方が増えたり
利権だなんだと叩かれる原因になるので個人的には反対です。
売電などしなくても自家消費する方が圧倒的に一番経済メリットがあります。
12円のFITに向けて動くくらいであれば新電力をこれから始める方がよっぽどビジネスチャンスがあるのではないかと考えております。
2022年1月のチャートと2023年1月のチャートを見比べておりますが
2022年は数日間1kWh/60円~80円を記録しており、新電力会社としては販売単価より仕入単価が高くなる逆ザヤ状態が起きました。
ですが、今年はこれが全然起こっていないです。
http://www.jepx.org/market/index.html
これをみると今年は1番高いタイミングで1月25日の17:00~19:00の44.43円で
ほとんどが20円~25円あたりになっております。
4月や6月からの料金改定後価格よりも安く卸電力市場から電気を購入できる状況が続いております。
昨年度でいうと3月がかなり1kWh/80円の時が多かったため、まだ断言はできないものの
実は今から一旦淘汰された新電力に新規参入する方が、電気料金が軒並み上がっている今だと利益が取れるのではないかと個人的に考えております。