9月の電気代高騰について
2022/08/02
前回のブログより1か月空いてしまいました・・・。
電気代の高騰について前回触れさせていただきましたが、今回は9月についてのお話となります。
9月の電気料金は高圧供給にて
1kWh使用にあたり再生可能エネルギー発電促進賦課金として3.45円
同じく1kWh使用にあたり燃料調整費が6.54円
合計にて9.99円となります。
高圧電力Ⅰ型の場合 1kWhあたり18.21円に9.99円が加算されて
28.2円
となります。
さて、タイムリーな話ですが
アメリカNo.3のペロシ議長が台湾訪問計画によって中国が激怒し、急遽発生した地政学リスクと
FRBの2連発0.75%幅利上げによりアメリカのインフレに脱却がみえたことから
為替は円高が進み、原油先物は急落しました。
本日時点でのドル/円は1ドル=131円程度
本日時点での原油は1バレル=94円程度となっております。
また、石炭先物については相変わらず高騰が続き、1トン=405ドルとなっております。
仮にこのままの価格ですべてが推移した場合の燃料調整費についての試算は
下記の式にて出すことが可能です。
■原油価格
94(ドル/バレル)×6.29(バレル→㎘への変換係数)×131円=77,455円
■石炭価格
405(ドル/トン)×131円=53,055円
■平均燃料価格
77,455円(原油)×0.4699(北海道電力HPより)+53,055(石炭)×0.7879(北海道電力HPより)
=78,198(四捨五入)
となります。
当然ながら基準燃料価格37,200円よりも高いためプラス調整となり
燃料調整費の出し方の計算式は北海道電力HPより
(78,198-37,200)×0.197(基準単価19.7銭)÷1000=8.07円となります。
1kWhあたり3.45円+8.07円=11.52円です。
原油の急落について、そして円高についてどこまで加速するかは不透明ですが
一時期の急激な高騰に比べると落ち着いた価格となった上で、試算したところでも
9月の燃料調整費より高い試算となります。
脱化石として自家消費型太陽光発電システムの導入をご検討いただけますと幸いです。
ほぼ間違いなく電気使用料金+再エネ賦課金+燃料調整費を合算した金額よりも
安い電気として導入することが可能です。
最近のイメージとしては投資額に対する回収として8年~9年となっております。
また、低圧供給についても燃料調整費上限の撤廃の可能性がネットニュースに掲載されております。
ぜひ太陽光発電システムの導入をご検討いただけますと幸いです。