7月・8月の電気代の高騰について
2022/06/30
最近Yahoo!ニュースなどでも取り上げられて話題になっておりますが
電気代の高騰について北海道電力管内での動きを書かせていただくとともに
自家消費型太陽光発電の導入検討材料となればと思っております。
明日より7月となりますが
7月の電気料金については高圧供給にて
1kWh使用にあたり再生可能エネルギー発電促進賦課金として3.45円
1kWh使用にあたり燃料調整費3.1円
が追加でかかります。
高圧電力Ⅰ型の場合 1kWhあたり18.21円に3.45円と3.1円が加算されるため
24.76円となります。
さらに8月になると
1kWh使用にあたり再生可能エネルギー発電促進賦課金として3.45円
1kWh使用にあたり燃料調整費4.55円
26.21円となります。
北海道電力での燃料調整費は他のエリアに比べて基準価格が比較的高いため
今まではマイナス調整であり、現状でも他のエリアよりは燃料調整費は安いです。
しかし、ロシアーウクライナ戦争とコロナ過からの復興による原油価格の高騰と
石炭に至ってはオーストラリアから輸入が出来ず、南アフリカに限定されており
燃料調整費を構成する2つの資源価格が以前のような値段へと
戻る見込みは現状ではかなり低いと思います。
また、高圧は低圧と違い燃料調整費の上限価格がありません。
そのためさらなる価格上昇も懸念されます。
自家消費型太陽光発電システムの導入は
「電力使用量料金の削減+再エネ賦課金の削減+燃料調整費の削減」となります。
今までに導入された企業様は脱炭素といった対外的な面もあるかもしれませんが
それよりも企業様個々にとっての「エネルギー価格の変動リスク」への対応としてがほとんどです。
今現状でいけばまだ多くの企業様にとって、太陽光発電設備を導入しても十分に回収が見込めます。
ぜひとも一度ご検討していただけますと幸いです。